2025年に開催される建設、建築系の展示会をまとめています。
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- 2025年に開催される建設、建築関連の展示会一覧
- 建築・建材展 2025
- ライティング・フェア 2025(第18回 国際照明総合展)
- ビルメン CONNECT 2025(建物・施設のメンテナンス技術 総合展)
- ジャンボびっくり見本市 2025(東京会場)
- ジャンボびっくり見本市 2025(大阪会場)
- 電設工業展(JECA FAIR)2025 ~第73回電設工業展~
- EE東北’25(建設技術公開)
- 住まい・建築・不動産の総合展[BREX]2025(東京)
- 第7回 国際 建設・測量展(CSPI‑EXPO 2025)
- 九州都市開発・建設総合展 2025
- 建築・建材展 大阪 2025
- メンテナンス・レジリエンス TOKYO 2025
- 建設・建築DX EXPO 2025【夏】(東京)
- JAPAN BUILD OSAKA 2025-建築の先端技術展-
- けんせつフェア北陸2025 in 新潟
- 北海道 建設開発総合展 2025
- 住まい・建築・不動産の総合展 ~BREX関西~ 2025
- 建設技術展 2025 近畿
- Construction Xross(建設技術展2025関東)
- ジャパンホームショー&ビルディングショー 2025(第47回 Japan Home Show & Building Show)
- 建設フェア四国2025 in 松山
- 建設技術フェア2025 in 中部
- JAPAN BUILD TOKYO 2025-建築の先端技術展-
- SAGA建設技術フェア2025
- 展示会選びで失敗しないために
2025年に開催される建設、建築関連の展示会一覧

展示会名 | 主催 | 会期 | 会場 |
建築・建材展2025 | 日本経済新聞社 | 2025年3月4日(火)~3月7日(金) | 東京ビッグサイト |
ライティング・フェア 2025 | 日本経済新聞社 | 2025年3月4日(火)~3月7日(金) | 東京ビッグサイト 東ホール |
ビルメンCONNECT 2025 | 日本経済新聞社 | 2025年3月4日(火)~3月7日(金) | 東京ビッグサイト 南展示棟 |
ジャンボびっくり見本市 2025(東京会場) | ジャンボびっくり見本市協催委員会 | 2025年4月11日(金)~4月12日(土) | 東京ビッグサイト 東7・8ホール |
ジャンボびっくり見本市 2025(大阪会場) | ジャンボびっくり見本市協催委員会 | 2025年4月25日(金)~4月26日(土) | インテックス大阪 6号館C・Dゾーン |
電設工業展(JECA FAIR 2025) | 一般社団法人日本電設工業協会 | 2025年6月4日(水)~6月5日(木) | インテックス大阪 2・3・4・5号館 |
EE東北’2025(建設技術公開EE東北’25) | EE東北実行委員会 | 2025年4月16日(水)~ 4月18日(金) | 夢メッセみやぎ |
住まい・建築・不動産の総合展[BREX]2025(東京展) | 住まい・建築・不動産の総合展 実行委員会 | 2025年6月4日(水)~6月6日(金 | 東京ビッグサイト 東展示棟 |
第7回 国際 建設・測量展(CSPI-EXPO 2025) | 国際 建設・測量展 実行委員会 | 2025年6月18日(水)~6月21日(土) | 幕張メッセ |
九州都市開発・建設総合展 2025 | 一般社団法人日本能率協会 | 2025年6月18日(水)~6月19日(木 | マリンメッセ福岡 B館 |
建築・建材展 大阪 2025 | 一般社団法人日本建築材料協会、日本経済新聞社、テレビ大阪 | 2025年7月10日(木)~7月11日(金) | インテックス大阪 4号館 |
メンテナンス・レジリエンス TOKYO 2025 | 一般社団法人日本能率協会 | 2025年7月23日(水)~7月25日(金) | 東京ビッグサイト 東展示棟 |
建設・建築DX EXPO 2025【夏】(東京) | 産業DX総合展 実行委員会 | 2025年7月30日(水)~8月1日(金) | 東京ビッグサイト |
JAPAN BUILD OSAKA 2025-建築の先端技術展- | RX Japan株式会社 | 2025年8月27日(水)~8月29日(金) | インテックス大阪 |
けんせつフェア北陸2025 in 新潟 | 「けんせつフェア北陸2025in新潟」実行委員会(北陸地方整備局ほか) | 2025年10月1日(水)~10月2日(木) | 新潟市産業振興センター |
北海道 建設総合展 2025/インフラ検査・維持管理・更新展 2025 | 一般社団法人日本能率協会 | 2025年10月8日(水)~10月9日(木) | アクセスサッポロ |
住まい・建築・不動産の総合展 ~BREX関西~ 2025 | 住まい・建築・不動産の総合展 実行委員会 | 2025年10月30日(木)~10月31日(金) | インテックス大阪 2号館 |
建設技術展2025近畿 | 日刊建設工業新聞社、一般社団法人近畿建設協会 | 2025年10月30日(木)~10月31日(金) | インテックス大阪 6号館(Cゾーン) |
Construction Xross 建設技術展2025関東 | 日刊建設工業新聞社 | 2025年11月19日(水)~11月20日(木) | サンシャインシティ コンベンションセンター |
ジャパンホームショー&ビルディングショー2025 | 一般社団法人日本能率協会 | 2025年11月19日(水)~11月21日(金) | 東京ビッグサイト |
建設フェア四国2025 in 松山 | 四国建設広報協議会(四国地方整備局・四国4県等) | 2025年11月21日(金)~11月22日(土) | アイテムえひめ |
建設技術フェア2025 in 中部 | 名古屋国際見本市委員会、公益財団法人名古屋産業振興公社 | 2025年12月4日(木)~12月5日(金) | ポートメッセなごや |
JAPAN BUILD TOKYO 2025-建築の先端技術展- | RX Japan株式会社 | 2025年12月10日(水)~12月12日(金) | 東京ビッグサイト |
SAGA建設技術フェア2025 | 公益財団法人佐賀県建設技術支援機構 | 2025年6月11日(水)~6月12日(木) | SAGAプラザ |
建築・建材展 2025
- 公式サイト
https://messe.nikkei.co.jp/ac/ - 会期
2025年3月4日(火)~3月7日(金) - 会場
東京ビッグサイト(東京・江東区)
《建築・建材の“今”と“未来”が一堂に会する、国内最大級の複合展示会》
「建築・建材展 2025」は、日本経済新聞社が主催する建築・建材分野に特化した国内最大級の総合展示会です。屋根・外壁・床・構造材・開口部材・設備・建築関連ソリューションまで、住宅・商業施設・公共建築に関わるあらゆる建材・技術・アイデアが網羅され、業界関係者にとってトレンドの“今”を捉える格好の場となっています。
主な出展カテゴリには、環境対応型建材、省エネ・創エネ設備、デジタル施工支援ツール、最新の耐震・防火・防音対策商品などが並び、サステナブル社会を支える製品・技術の紹介にも力が入っています。また、ウッドショック以降注目が高まる木材・木質建材ゾーンの拡充や、光触媒など新素材を取り上げたブースも見どころのひとつです。
来場対象者は、ゼネコン、設計事務所、ハウスメーカー、工務店、建材商社、行政・自治体、リフォーム業者など建築に関わる全業種。展示内容の幅広さから、設計〜施工〜運用までのバリューチェーンすべての関係者に向けた情報提供が可能となっており、例年、業界横断の商談が活発に行われます。
また、同時開催される「ライティング・フェア」「SECURITY SHOW」「JAPAN SHOP」などと併せ、展示会全体での総来場者は7万人超(2024年実績)。関連業界のトレンドや先進事例を一気に把握・比較できる点が他展示会にはない特長です。
セミナープログラムも充実しており、建築DX、脱炭素、地域循環型社会といった社会課題に直結したテーマを多数展開。トップ建築家や技術者による講演は、来場者にとって学びと気づきの多い時間となります。
ライティング・フェア 2025(第18回 国際照明総合展)
- 公式サイト
https://messe.nikkei.co.jp/lf/ - 会期
2025年3月4日(火)~3月7日(金)10:00~17:00(最終日16:30終了) - 会場
東京ビッグサイト 東展示棟ホール5
《次世代の照明ソリューションが集結する国内最大規模のライティング展示イベント》
ライティング・フェア2025は、日本経済新聞社主催の国際照明総合展として18回目を迎える、建築・商業・公共空間における最新照明技術・サービスに特化した展示会です。LED照明、有機EL、照明制御システム、測定機器、部品・材料など、幅広い分野にわたる展示品が集積し、空間デザインと演出、ウェルビーイング、防菌・除菌などの新用途、スマートオフィスへの応用など多様な照明ニーズに対応します。
来場対象は、照明デザイナー、建築・設備設計事務所、インテリア&空間デザイナー、ゼネコン・電気工事業者、施設管理者(オフィス・商業・行政施設)、店舗・商業施設関連企業、商社・卸、メーカー、さらには一般や学生まで多岐に及びます。特に、商空間・演出照明やオフィス環境改善照明などの専門ユーザーが多く訪れる点が他の建材展示会と異なる特色です。
本展は「生産性アップ!オフィス・職場の照明デザイン」「新用途照明・感染症対策」「デバイス・部材」「商空間プレミアム」など独自ゾーニングを導入。なかでも2025年はビジネス効率向上を目的としたオフィス用最適照明や、衛生面強化を狙った感染症対策照明など最新動向が加わり、空間デザインから機能性まで照明の可能性を再定義する総合展示となっています。
さらに、同時開催の「建築・建材展」「SECURITY SHOW」「ビルメンCONNECT」「JAPAN SHOP」等との連携により、照明が持つ設計や設備、防犯、メンテナンス、店舗設計との相乗シナジーが発揮されます。来場者数は3展合計で約7.2万人(見込み)。2024年の来場者満足度は53%超が「大変良い/良い」と回答しており、質の高い商談・交流が期待できる場です。
規模感としては、約70社、100小間の出展(2025年見込み)で、製品・技術の専門化と演出志向が強いため、建材展全体の中ではややコンパクトながら、来場者のターゲット層は極めて専門的。業界の最新トレンドをフォローしたい企業にとって、効率的にアプローチできる展示会です。照明関連企業にとっては新製品の発表・販路拡大・商談の場として非常に有用で、出展社から高い評価を得ています。
ビルメン CONNECT 2025(建物・施設のメンテナンス技術 総合展)
- 公式サイト
https://messe.nikkei.co.jp/bc/ - 会期
2025年3月4日(火)~3月7日(金)10:00~17:00(最終日のみ16:30まで) - 会場
東京ビッグサイト 東7ホール
《施設管理のを支える、DX・省人化から衛生・防災まで一気通貫の専門展》
ビルメン CONNECT 2025は、日本経済新聞社が初めて開催する、建物・施設のメンテナンス技術に特化した専門展示会です。
清掃・衛生管理、設備保守、警備、防災・災害対策、BMS/BEMS、省エネ・GXソリューションなど、施設管理に欠かせないジャンルを網羅し、そのリアルな現場ソリューションを一堂に集めます。
対象来場者は厳選され、ビルメンテナンス会社、施設運営者、ゼネコン、デベロッパー、商業施設管理者、警備会社、マンション管理組合など、メンテナンスとファシリティマネジメントに関わる専門家が中心。
また、同時開催の「建築・建材展」「SECURITY SHOW」「ライティング・フェア」などにより、セキュリティ・照明・建材周辺分野の来場者との交流も見込めます
展示規模としては約22社・50小間(ホール全体では162社・318小間)という構成ながら、来場見込は3万人(全体合計で同時開催展を含め約32,600人の来場実績) 。大雪などの悪天候の影響があっても、初開催ながら盛況に終わり、出展企業からの評価は高く、人手不足やDX化という業界課題に応える内容に共感が広がりました
特徴は「高度専門性とクロス領域の融合」。三菱電機やキヤノンマーケティングジャパンが展示したロボット搬送支援や映像×AIによる設備監視、G‑Smartの現場帳票DXツール「Smart Attack」のように、IT/IoT/AIを駆使した実用性重視の展示が目立ちました 。こうした製品群は、単なるパンフ提供ではなく「現場改善」「運用効率化」「省人化」「コスト削減」に直結する内容が強く、来場者の課題解決型展示会としての特色を印象付けています。
また、主催者によるセミナーや投票型企画(不動産経営との連携施策など)も展開され、「業界横断 – 現場対話型 – ソリューション提案型」というトレンド展示会の新しい形を示唆しています。
他展示会との比較で言えば、建築・設備系総合展とクロス開催されることで広がる集客力、そして専門性に徹した展示構成が「建築・建材展」や「SECURITY SHOW」との連携効果を高め、別途単独開催では得られない相乗効果が見込める点で群を抜いています。

ジャンボびっくり見本市 2025(東京会場)
- 公式サイト
https://www.jumbo-fair.jp/ - 会期
2025年4月11日(金)10:00~17:00、4月12日(土)9:00~16:00 - 会場
東京ビッグサイト 東7・8ホール
《電設資材・住宅設備・工具・産業機器の“旬”が集まる、業界最大規模の展示即売フェア。》
ジャンボびっくり見本市は、1975年の創設以来、電設資材、住宅設備、工具、情報機器、通信機器、セキュリティ、空調、建機・産業機器など、多様な建設・設備関連ジャンルの展示を一堂に会してきた、日本屈指の総合展示即売イベントです。
2025年東京会場には約200社が出展し、新素材や省人化・省力化に関するアイデア商品だけでなく、脱炭素やカーボンニュートラルを意識した製品も数多く披露されました。
対象来場者は、電設・建設関連企業の購買担当者、現場技術者・管理者、商社、流通業者に加え、自治体職員や学生など幅広い層が含まれます。出展製品は即売を前提としており、価格提案や数量限定販売など“その場での商談・発注”ができる点が他展示会と大きく異なります。
実際、工具や電設資材など、展示即売に特化したビジネスモデルが支持され、「どてらい市」に近い活気や動線設計が特徴的で、買いたい人が買える場として高い評価を受けています。
また、専門性は高く、特設ステージを使ったセミナーも導入。脱炭素、DX、スマートホームなどのテーマについて出展企業や業界団体が講演し、来場者の情報収集ニーズに応えています。
出展者目線では、製品PRや販売促進だけでなく、導入事例の共有やエンドユーザーとの対話機会も得られるため、単なる展示会とは一線を画しています。
他の展示会との比較で際立つのは、「展示即売型」というユニークなスタイル。例えば東京の「建築・建材展」のように情報収集を主目的とした場とは異なり、ジャンボびっくり見本市ではその場での購入意欲に結びつく場として利用されるため、出展企業にとってROIの明確な場となっています。
さらに、東京・大阪の2会場で同一内容を開催する全国展であり、関東・関西双方の市場にリーチできる点も強みです。
総じて、この展示会は「新商材を手に取って即購入できる」、「脱炭素・省人化といった現場のトレンドを体感できる」、「商談と実売がその場で成立する」という3拍子揃った業界ユニークな場として突出しています。現場第一主義の建設・電設業界において、最もリアルなプロダクト接点の場を求める企業・購入者双方にとって、価値ある展示会です。
ジャンボびっくり見本市 2025(大阪会場)
- 公式サイト
https://www.jumbo-fair.jp/ - 会期
2025年4月25日(金)10:00~17:00、4月26日(土)09:00~16:00 - 会場
インテックス大阪 6号館 C・Dゾーン
《関西で見て・選んで・買える一大即売展示会、電設・建機資材の最旬フェア》
ジャンボびっくり見本市 2025 大阪会場は、電設資材、住宅設備、工具、空調機器、照明、情報通信、防犯・セキュリティ、産業機器など、広範な建設・設備関連商材を一堂に集めた展示即売会です。
1975年に創設され、日本国内では最大級の規模を誇るこのイベントは、東京に続き大阪でも同内容で展開され、全国的な集客力を持っています。
出展企業は約250社、来場者は約2万人(2024年実績)を数え、多種多様な製品をその場で購入できる環境を特徴としています。価格設定や数量限定商品を揃える即売スタイルは、建材・資材掲示型の展示会とは一線を画し、来場者が現場のニーズに応じた判断・購入を即時に行える点が大きな魅力です。
展示品目は電線管、配線器具、住宅・店舗照明、セキュリティ機器、制御機器、空調配管部材、太陽光発電システムなど多岐に渡り、防災・脱炭素・省エネ・省力化といったトレンド商品にフォーカスした構成となっています。ジャンボフェア独自の「いちおし商品コンテスト」では、シャープのトースターや東芝のLEDベースライトなど、注目製品が選ばれ、業界関係者の注目を集めています。
来場対象は、関西圏を中心に、電気・設備工事業者、建設関係企業の購買・技術担当、商社・卸、自治体職員や学生など幅広い層に開かれており、ビジネスチャンスの場としても高い注目を浴びています。特に、現場で即判断・購入が可能な点は、商社・卸や現場技術者にとって魅力的です。
他の展示会と比較すると、東京での同時開催と合わせて日本全国にリーチできるうえ、展示即売型という市場ニーズに直結したビジネスモデルが際立っています。来場者はトレンド製品に触れながら即契約・購入につなげられるため、出展企業にとってはROI(投資対効果)が非常に明確であり、マーケット開拓の場としても効果的です。
総じて、リアルな市場反応をダイレクトに得られる実践的フェアであり、「選んで買える展示会」という強みを生かした関西版の一大イベントです。

電設工業展(JECA FAIR)2025 ~第73回電設工業展~
- 公式サイト
https://www.medical-jpn.jp/osaka/ja-jp.html - 会期
2025年5月28日(水)10:30~17:00、2025年5月29日(木)10:00~17:00、2025年5月30日(金)10:00~16:30 - 会場
インテックス大阪 2・3・4・5号館
《電設技術の未来を切り拓く、国内最大級の電気設備総合展。》
電設工業展(JECA FAIR)は、1957年の初開催以来、日本最大級の電気設備分野の専門展示会として成長し続けています。2025年の第73回大会は「電設技術が拓く新たな可能性~進み続ける世界と共に~」をテーマに掲げ、インテックス大阪にて5月28日〜30日の3日間開催予定です。
展示対象は幅広く、電線・電線管・配線支持材・架線器材・配線器具・照明制御装置・受配電盤・UPS・BEMS・太陽光発電機器・通信・情報設備・防犯設備・工具・計測器など、電設業の基幹製品・資材・施工関連技術が網羅されます。特にDX対応(施工支援・デジタル施工)、省力化、省エネ・脱炭素関連、再生・リサイクル技術への展示が多く、実務者に求められる最新技術の導入に適した構成となっています。
来場者は電気・工事業者、ゼネコン、設備設計者、施工管理技術者、商社・卸、BEMS導入担当者、自治体職員、学生など多岐にわたり、電気設備に関わる専門家および未来の担い手に語りかける構成です。前回(2024年)は出展社256社・小間872、小間面積に直結する大規模展として来場者数10万人超の実績を誇りました。
また、「製品コンクール」「特別講演」「出展者プレゼン」「学生促進コーナー」「防災・復興支援コーナー」といった附帯イベントが充実しており、単なる展示ではなく業界啓発・教育・技術交流の機会も盛り込まれています。2025年はオンライン展示会(5月14日~6月30日)も併催され、地方や遠隔拠点でもアクセス性が高くなっている点も魅力です。
一例として、三菱電機の「ブレーカ端子カバー形電力計測ユニット」や日本製鉄の高耐食めっき鋼板「SuperDymaGB」など、製品の導入でCO₂削減や施工効率向上に直結する具体的ソリューションが数多く出展されます。こうした実務的な導入効果を意識した内容は、単なる技術ショーではなく現場の即効性を重視した構成であるように見受けられます。
規模と専門性を兼ね備えたJECA FAIRは、電気設備業界の最新技術や制度・市場動向、人的交流を一堂に集約したブランド価値の高い展示会であり、業界関係者にとっては見逃せない機会です。
2025年は特に、「人手不足・DX・環境対応」をキーワードに、ソリューション導入を加速するための具体的製品・サービスが多く集まる実践型展示会として注目されます。
EE東北’25(建設技術公開)
- 公式サイト
https://ee-tohoku.jp/ee25/ - 会期
2025年6月4日(水)10:00~16:30
2025年6月5日(木)9:30~16:00 - 会場
夢メッセみやぎ(宮城県仙台市宮城野区港3‑1‑7)
本館展示棟、屋外展示場、西館展示場、本館会議棟
《革新的建設技術が地方に集結─東北から全国を変える33回目の技術革新展》
EE東北’25は、1990年の初回以来、東北地域を中心に「新材料」「新工法」「ICT/ロボティクス」など、建設事業の技術革新をテーマに集う地域密着型の展示会です。34回目となる2025年は仙台・夢メッセみやぎにて、屋内外を含む広範な会場を活かし、インフラ維持管理、ICT・AI、トンネル・橋梁工事向けの専門ソリューションなど、時代のニーズに即した多彩な技術が公開されます。
主な出展分野は以下の4カテゴリー:「設計・施工」「維持管理・予防保全」「防災・安全」「その他技術系」です。基調講演として、国土交通省イノベーション推進グループ担当者による「i‑Construction 2.0」に関する解説が組まれ、新技術の普及に向けた政府の動向も共有されます。また、戸田建設や前田建設工業、鉄建建設、インフロニアグループなど、主要ゼネコン・建設機械メーカーがAI・ロボット・センサー技術を出展。自動打設ロボット、安全モニタリングシステム、冷却デバイスといった実践重視の技術が来場者の注目を集めています。
来場者は東北地方に拠点を持つ自治体・道路管理者、建設コンサルタント、土木施工会社、建設機械レンタル事業者、そして学生・研究者まで幅広く、地域課題と先端技術との接点を探る機会となっています。入場料は無料ですが、CPD(継続研修)の事前登録を行えば、専門性の高いセッションも体験可能です。
他の展示会と比較すると、例えば首都圏で開催される大規模建材展よりはやや専門領域寄りで、インフラ・土木・メンテに特化している点が特徴です。東京・大阪開催の展示会が建築・住宅市場に向くのに対し、EE東北は「地方インフラ技術の普及・地域経済への還元」という明確な社会的意義を持つイベントといえます。加えて、現地施工現場で役立つ新技術を“体験”できる屋外デモやシミュレーター体験コーナーの設置もあり、来場者が触れて学ぶ参加型の構成も秀逸です。
総じてEE東北’25は、「地域発の建設技術の最前線」を象徴するイベントとして、全国展では得られない現場主義と社会実装視点を持った展示会です。地方自治体・技術者・ゼネコンが一堂に会し、次世代のインフラ技術を共有・議論することで、現場即応型イノベーションを促進する重要なプラットフォームとなっています。
住まい・建築・不動産の総合展[BREX]2025(東京)
- 公式サイト
https://www.housing‑biz.jp/ - 会期
2025年6月4日(水)~6月6日(金)10:00~17:00(最終日同17:00まで) - 会場
東京ビッグサイト 東展示棟 東1~3ホール
《建築と不動産を「見て・感じて・体験」できる、参加型学びと商談の三日間。》
住まい・建築・不動産の総合展[BREX]は、住宅ビジネス、非住宅木造、ビル建築・管理、マンション総合、賃貸住宅管理・仲介、防災、など、テーマ別専門展を包括し、住まい・不動産領域の幅広い業界プレイヤーと最新ソリューションをつなぐプラットフォームです。
2025年は東京ビッグサイト東1~3ホールで、301社以上が出展し、来場者は15,000名以上。複数のテーマにまたがる展示とホール内のライブ施工など体験型企画が会期を通して好評を博したイベントです。
主な出展分野には、住宅設備機器や建材、設計・積算・施工管理ソフト、エクステリア・インテリア、スマートホーム・エネルギー、EV充電、防災、セキュリティ、賃貸住宅・マンション向け管理ツールやDX支援サービスが含まれます。
さらに、住まい業界で注目される賃貸管理や不動産仲介のDXを支援するITソリューションも多数展示され、AI活用、業務効率化に焦点を当てた事例紹介も充実していました。
来場者層はハウスメーカー、工務店、設計事務所、ゼネコン、不動産ディベロッパー、賃貸管理会社、マンション管理組合、自治体、商社・卸、学生・一般など多彩。特に、実務者向けのライブ施工(現場の大工さんが会場で建築実演)や技術セミナー、ワークショップなど体験型プログラムが充実していたことで、知見深化を重視する層から高評価を得ています。
他展示会との大きな違いは、「総合性」と「体験重視」の両立です。例えば建築・建材展では製品比較が主目的ですが、BREXでは実際の施工現場や管理運営を直接体験できるライブ型要素に加え、賃貸住宅向け、不動産仲介DX、防災機能など生活者や管理者視点のテーマまでカバー。また、同時開催のDX推進展(ODEX)や人手不足対策展(PEREX)との連携により、建築と不動産の領域を越えたクロス商談/情報交換の場にもなっています。
さらに、実務者同士・プレイヤー同士のネットワーキングを目的とした大工・業界交流会、非常食試食会など参加型の交流イベントが多数企画されており、「会場での学びと繋がりが生まれる」設計がなされています。このような体感型・参加型の構成により、BREXは単なる展示会ではなく、業界コミュニティのハブとしての役割も担っています。
出展企業からは「商談だけでなく、リアルな施工現場を見せられる貴重な場」「DXや省人化の導入事例を業務者に直接伝えられる」と評価されており、来場者にとっても「商品の比較だけでなく、使い勝手を実感できる現場重視の展示」が魅力となっています。
第7回 国際 建設・測量展(CSPI‑EXPO 2025)
- 公式サイト
https://cspi‑expo.com/ - 会期
2025年6月18日(水)〜6月21日(土)、10:00〜17:00(最終日16:00終了) - 会場
幕張メッセ
《デジタル×カーボン中和に挑む、建設・測量の国際最前線が幕張に集う4日間》
第7回 国際 建設・測量展(CSPI‑EXPO 2025)は、「建設・測量生産性向上展」から名称を改め、新たに国際展として生まれ変わった国内最大級の専門展示会です。
デジタル庁、経済産業省、国土交通省、環境省など政府機関の後援や、18の業界団体の協力により、建設・測量業界に関係する製品・技術・ソリューションを生産性、デジタル化、環境対応の切り口で一堂に集約。
展示対象には、建機・重機、小型建機・アタッチメント・クレーン・高所作業車・搬送車から、地盤改良機材、足場、仮設資材、コンプレッサー、発電機、測量・計測・ドローン・映像機器、建設ICT、3D計測、施工管理ソフト、コンサルティングまで、300社超の多彩な出展が予定されており、展示面積は約47,000㎡に達します。
とりわけ注目は、ICT建機や遠隔操作、デジタルツイン、自動化/電動化建機など現場技術の革新に直結するテーマ。代表例として、住友建機や日立建機、コマツ、タダノなどが最新ショベルの遠隔操作・電動化技術を体験デモ付きで実演。
特にコベルコ建機は6月21日の一般公開日に親子向けブースツアーや塗り絵、建機乗車体験、ヘルメット写真コーナーなどファミリー参加型の取り組みに初挑戦し、業界外からの関心も取り込む構成です。
来場対象は18~20日のビジネス関係者(ゼネコン・建設機械メーカー・測量会社・ICT事業者・自治体・官公庁など)、21日は一般登録者の入場も可能。2024年実績では出展社455社(海外81社)、来場者は47,294人(海外988人)を記録し、今年はさらに広がる国際色とデモ充実により、総来場者数の増加が期待されています。
展示ブースには「特別セミナー会場」(A/B/C)を設け、建設ICT、次世代建機、政策動向などをテーマにした講演が連日開催。例年満席となるセッションも多く、参加者には早めの申込が推奨されます。
他展示会との比較では、建築・建材展やBREXのように建築素材や住宅向け総合展とは異なり、インフラ・土木・現場の生産性・安全性に直接フォーカスした専門性の高さが際立ちます。また屋外実演やファミリー向け企画の導入により、来場者層の拡大と体験重視のスタイルは他に類を見ません。
九州都市開発・建設総合展 2025
- 公式サイト
https://sendai.caretex.jp/ - 会期
2025年6月18日(水)~6月19日(木)10:00〜17:00(最終日は16:00終了) - 会場
マリンメッセ福岡 B館
《地域の安心安全を支える社会資本構築と施工現場のDX化を一堂に、九州から全国に発信》
九州都市開発・建設総合展 2025は、社会インフラの老朽化対策、防災・減災、建設現場の人手不足・DX化をテーマにした、九州最大級の建設・都市開発分野の総合展示会です。主催は一般社団法人日本能率協会(JMA)で、2025年6月18日〜19日の2日間、マリンメッセ福岡B館にて開催されます。
展示内容は土木・建設資材から建機・重機、電気および機械設備、測量・計測機器・ドローン、省人化・無人化技術、ICT/IoT/AI、VR、GIS、ビッグデータ活用など幅広く、社会インフラの整備や施工現場の効率化を実現する最新ソリューションが多数出展されます。出展規模は150社/200ブース(予定)で、来場見込は約5,000名(同時開催展含む)です。
来場対象は、自治体・公共機関の担当者、建設業界(ゼネコン・地場建設会社)、建設機械・資材販売業者、測量・コンサルティング企業、ICTソリューション提供者など多様な業種が想定されています。またビジネス関係者のみならず、各分野の課題を抱えた現場担当者に向けた内容設計がなされており、地域と連携したプロジェクト推進や技術交流の場として価値があります。
他の建材・設備展示会と比べ、九州に特化し、地域インフラと都市開発に焦点を絞った専門性の高さが特徴です。首都圏開催に比べ地元自治体や地元企業の関与が強く、地域課題に直結したプレゼンやセッション、現場事例共有が活発に実施されます。特に、防災・減災技術や老朽化対策、施工DXツールの導入事例など、九州のリアルな現場に根ざした具体策が展示される点で差別化されています。
また、出展企業は施工管理クラウド「Photoruction」やAI安全管理ツールなど、現場効率化に直結する実務向けシステムを多く紹介。これにより「技術デモ+商談+地域現場解決策の提示」という三位一体のアプローチが可能で、単なる製品展示ではなく現場導入支援の観点が強い点が評価されています。
セミナーやデモンストレーションを伴う展示が多く、来場者が体験を通じて即時に導入可否を判断できる構成。地域自治体・施工現場・ICTベンダーが交わるプラットフォームとして、今後の地域インフラ政策やスマートシティ構想にも影響を与える社会的意義の大きいイベントです。

建築・建材展 大阪 2025
- 公式サイト
https://messe.nikkei.co.jp/as/ - 会期
2025年7月10日(木)~7月11日(金) - 会場
インテックス大阪 4号館
《地域特性を活かした建材・設備の最新情報が集う、西日本最大級の建築総合展示会》
「建築・建材展 大阪 2025」は、日本経済新聞社と日本建築材料協会、テレビ大阪共催による西日本エリア向けの建築・建材総合見本市です。関西圏に根差した地域性を重視しながらも、建材・設備・最新技術を広くカバーしており、全国の建築業界プレイヤーにとって見逃せない情報交換の場です。
出展分野は外壁・屋根・床などの構造材、内装材、エクステリア、設備機器、建築デジタルツール、環境配慮商品(省エネ・創エネ、防災・耐震など)の展示が充実しています。
来場対象は、設計事務所・ハウスメーカー・工務店・ゼネコン・設備設計会社・商社・小売業者・自治体・大学・研究機関など幅広く、特に関西・西日本エリアの建築関係者にとって地域性や地域市場に即した展示内容が魅力です。加えて全国からの来場者も見込まれており、商圏拡大を狙う企業にとって出展の価値は高いとされています。
本展の特徴は、「地域密着 × 営業力強化 × 最先端技術」という三位一体の構成です。東京で開催される類似規模の建築・建材展に比べ、コミュニティ志向と商談重視の運営が色濃く、出展企業は地元営業との相互連携や案件創出を目的とした質の高い来場者との接触機会を得られます。
展示会期間中にはセミナーも併設され、気候特性や地域特有の法制度に関するテーマ(例:関西圏の防災基準、河川氾濫対策)などが扱われ、来場者にとって実用的な知見を提供する工夫がなされています。
さらに、関西市場向けに暑熱・台風・豪雨対策といったテーマ製品の需要が高いことから、空調・換気・止水・防漏・耐震商品といったプロダクトへの関心が高く、展示構成にも反映されています。環境配慮商品では、地域の気候条件も踏まえた断熱材・遮熱塗料・HEMS連携省エネシステムの展示が充実し、住環境や省エネ対策に敏感な関西市場へ特化した内容となっています。
過去の実績では、出展社数100社以上、小間数250超、来場者数15,000名規模(2023年開催時)を記録しており、西日本圏最大級の建材展示会として認知されています。
出展企業のアンケートでは、「関西圏の担当者と濃い商談ができる」「マーケティング・営業支援として効果的」「地域性を活かした展示ができる」といった評価が多く、ROIの高さが出展メリットとして強調されています。
また、同時開催で近年の建材・設備展示と重なるサステナブル住宅フェアや省エネ・創エネ製品のミニ展示も実施されており、来場者は短時間で複数の分野から情報収集できる点も評価されています。こうした構成により、建築・建材展 大阪は、関西エリア市場でのビジネス拡大を目指す企業が、効率的に事業機会を創出するための重要なプラットフォームとなっています。
メンテナンス・レジリエンス TOKYO 2025
- 公式サイト
https://fukuoka.caretex.jp/ - 会期
2025年7月23日(水)~7月25日(金)10:00~17:00(※最終日のみ〜16:30) - 会場
東京ビッグサイト 東展示棟(東4・5・6ホール)
《生産性・安心・回復力を支える“維持管理×防災×DX”の最新技術が集結する複合専門展》
メンテナンス・レジリエンス TOKYO 2025は、一般社団法人日本能率協会が主催する、製造業から建設・社会インフラに至るまで幅広い領域をカバーする複合専門展示会です。会期は2025年7月23日~25日、会場は東京ビッグサイト東展示棟。オンライン展も7月1日~8月29日に並行開催されます。
本展は以下の8つの専門展示会を同時開催する構成で、テーマ別に専門性を確保しつつ、全体としての相乗効果も強化しています:
- プラントメンテナンスショー
- インフラ検査・維持管理・更新展
- 非破壊評価総合展
- 建設防災・資材展
- 土木・建設DX/システム/ツール展
- 無電柱化推進展
- 交通インフラ設備機器展
- 国際ドローン展
出展規模は合計約400社・900ブース、来場見込は約40,000名に及び、プラント保全・非破壊検査から社会インフラ点検や建設現場支援、スマート保安・ドローン活用、DXツールに至るまで、幅広いソリューションが一堂に集成されます。
来場対象は、製造業の施設保全担当者、建設・土木業、プラント・インフラ管理者、ICTベンダー、行政・自治体、医療・エネルギー・交通施設の運営者など多岐にわたり、関係者間の連携推進と課題解決を目指します。特に、老朽化対策・人手不足対策・災害対策に直結する最新技術に強くフォーカスし、実務者が実際の導入を検討できる場になっています。
特徴的なのは、「複数専門展の融合による相乗シナジー」と「体験重視の展示構成」。プラント保全だけでなく、ドローンによる点検やAI/IoTを活用した安全管理など、異なる技術が同一会場で連携展示されることで、来場者の視野が広がります。
また、設備診断ロボットやGISシステムなどの実演・体験型展示も多く、導入判断の材料としての判断効率が高いです。
セミナーでは「国土強靭化/レジリエンス」「ドローン産業利用」「非破壊検査の最新動向」「構造物・設備のスマート維持管理」など多彩なテーマが展開され、業界リーダーや行政関係者による講演も数多く予定されています。
他展示会と異なる点として、製造・プラント・インフラ・建設と複数分野を結び付けた統合的視点、実演・体験による評価重視のスタンス、そして人手不足・災害対策といった社会課題への強い対応力が挙げられます。単一分野に閉じず、維持管理や防災、DXを縦断で捉える視点が業界横断型の新たな潮流となっています。
建設・建築DX EXPO 2025【夏】(東京)
- 公式サイト
https://www.bizcrew.jp/expo/industrial-dx-tokyo-construction - 会期
2025年7月30日(水)~8月1日(金)10:00~17:00(最終日~16:00) - 会場
東京ビッグサイト(東京都江東区)
《建設・建築業界のDX化を“比較・体験・導入”で促進する、初開催の総合専門展示会》
2025年夏に初めて開催される「建設・建築DX EXPO」は、図面管理・工程管理・CAD・BIM・CIM・測量システム・ICT建設機器・現場管理システムに焦点を当て、建設・建築分野のデジタルトランスフォーメーション(DX)を包括的にカバーする専門展示会です。主催は産業DX総合展 実行委員会(Bizcrew主催)。
本イベントには、DX導入を検討中の建設会社・ゼネコン・サブコン・設計事務所・工務店・測量会社・ICTベンダーなど、ビジネス関係者が中心となって多数来場予定です。セミナーには業界で著名な講師陣が登壇し、最新の建設DXトレンドや成功事例について深い洞察が提供されます。
展示領域は、以下の通り具体的かつ広範囲です
- 図面管理・工程管理システム
- CAD・BIM・CIMの設計・施工支援ツール
- 測量機器・現場計測ソリューション
- ICT建設機器(遠隔操作、センサー搭載重機など)
- 現場管理・業務効率化システム
これにより、DX導入に関心を持つ企業が、一堂に比較検討しながら最適な製品やサービスを選定できる構成となっています。
展示面積は約14,760㎡、出展社数は初開催ながら数十社規模で、初年度から大規模な産業展示会としての展開を見せています。期間中に来場するのは、一般的な建築・建材展示会とは異なり、DX推進を目的とする企業や自治体、現場改善志向の強い組織が中心で、セミナー・交流会を通じて具体的なDX導入パートナーと繋がる場となる点が他展示会との明確な違いです。
また同時開催として「小売・飲食店DX EXPO」、「製造業DX EXPO」、「不動産DX EXPO」、「物流DX EXPO」など、業種横断型のDX展示会が並ぶため、建設DXを通じて流通・不動産・製造とのクロス連携や新たなソリューション創発が期待されます。
初回開催という点ではフレッシュさがありますが、主催者は既にDX総合EXPOで高い満足度を獲得しており、今回も「比較検討」「体験」「導入支援」を重視した設計。まさにDX推進の入り口として、建設業界にとって貴重な出会いと学びの3日間となることが期待されています。
JAPAN BUILD OSAKA 2025-建築の先端技術展-
- 公式サイト
https://www.japan-build.jp/osaka/ - 会期
2025年8月27日(水)~8月29日(金)10:00~17:00(最終日16:30終了) - 会場
インテックス大阪
《最先端建築ソリューションが未来都市を描く、グローバル建築技術展示会》
JAPAN BUILD OSAKA 2025は、RX Japan(旧 リードエグジビションジャパン)が主催する日本発・国際建築技術展です。
東京発の「JAPAN BUILD TOKYO」の大阪版として、関西エリアを中心に、先進的な建築技術・素材・ソフトウェア・施工ソリューションを一堂に紹介する役割を担います。国内外からの出展企業が多数参加し、関西圏における建築DXやサステナブル建築の普及拠点として強い注目を浴びています。
主な展示カテゴリーは、大面積グレーチング・高断熱サッシ・高耐久コンクリート・木質構造材などの構造・建材、BIM/CIMや3Dプリンタなどのデジタルソリューション、高性能外壁材・意匠パネル・外装リニューアル技術など多岐にわたり、構造的・意匠的・機能的価値を併せ持つ建築素材や設計支援ソリューションが並びます。
来場対象は、設計事務所・建築家・ゼネコン・サブコン・施主・不動産ディベロッパー・商社・工務店・内装業者・設備設計者・自治体関係者・学生・海外バイヤーなど多様で、特にグローバル展開や高付加価値建築を志向する専門家に最適です。
過去の開催では出展社400社以上、来場者数約30,000名を記録し、2025年も同規模以上の賑わいが予想されます。
他の展示会と比較すると、東京開催の建材展や大阪の建築・建材展と比べても、より海外出展社や海外来場者へのアピールが強く、英語説明対応ブースや海外マーケティング支援セミナーが用意されている点が特徴です。
また、構造材とデジタルソリューションの両軸が高水準で両立しているため、単なる建材提案ではなく、未来志向の設計DXや環境対応設計を見る場として重要視されています。
また「イノベーションステージ」や「グローバルセミナー」など多様なプログラムが企画され、海外先端技術の紹介や日本企業との商談機会、ディスカッション・ネットワーキングの場としての機能も充実。関西にはない東京とは異なるローカル対応・関西ニーズに特化した内容が強調されており、出展者・来場者ともに高評価を得ています。
総じて、JAPAN BUILD OSAKA 2025は、関西を拠点に先端建築技術・国際感覚を取り入れながら、DX・サステナブル・グローバル志向の融合した展示会として、地域市場における新たな建築産業の潮流を象徴する重要なプラットフォームとなります。
けんせつフェア北陸2025 in 新潟
- 公式サイト
https://www.fair-hokuriku.jp/ - 会期
2025年10月1日(水)10:00~17:00、10月2日(木) 9:00~16:00 - 会場
新潟市産業振興センター
《インフラDXを“体験・学習・導入”できる、北陸地方最大級の建設技術交流フェア》
けんせつフェア北陸2025 in 新潟は、キャッチコピーにあるように「ミライへ加速!インフラDX」をテーマに、北陸地域の建設・土木分野に関連する都市・インフラ整備の最新技術を一堂に集めた技術フォーラムです。
産・学・官の垣根を超え、自治体関係者、建設業技術者、コンサルタント、学術研究者まで幅広い参加者を対象に、技術力の研鑽と知見交流を促進します
出展カテゴリには、ICT・IoTによるインフラ維持管理、新工法、センサー・ドローン技術、UX向上施工法など多様なテーマが含まれており、自治体・道路管理局・ゼネコンといった実務レイヤーに直結した内容となっています。
特に、新潟での開催は4年ぶりであり、地域の実情に即したインフラ整備・維持管理分野への意識喚起や人材確保に重きが置かれています。
来場対象は、地方整備局(北陸3県:新潟・富山・石川)、市町村の技術担当者、土木・建設技術者、県立・国立大学等の研究者、施工業者など、地域インフラの現場ニーズを直接持つプレイヤーが主体です。入場無料、事前登録制で、気軽かつ深い技術交流を可能にしています。
他の展示会と比較すると、EE東北や九州都市建設展など各地域版イベントと同様に「地方密着型・技術交流重視・インフラ向け特化型」の構成で、首都圏の大規模展示会では得にくい課題設定と現場解決の接点を持つ点が特長です。
さらに、自治体職員や現場技術者が直接技術者から説明を受ける対話型展示・ミニ講演が多く、来場者は即実務に活かせる技術理解を深められます。
過去に石川(金沢)での開催があり、新潟では4年ぶりの開催となる本イベントは、地域間のノウハウ共有や北陸全体での人材育成プラットフォームとしての機能も持っています。
総じて、けんせつフェア北陸2025 in 新潟は、地域インフラのデジタル化、DX化を着実に前進させる契機として、地元自治体・技術者・建設企業が一堂に会する「技術の実務場」であり、地方特化型ながら全国的な技術トレンドを伝える重要な場となります。
北海道 建設開発総合展 2025
- 公式サイト
https://www.jma.or.jp/toshiken/hkd/ - 会期
2025年10月8日(水)~10月9日(木)10:00~16:00 - 会場
アクセスサッポロ
《北海道最大規模のインフラ・建設・エネルギー展示会―地域を支える“技術と安心”が集結。》
北海道 建設開発総合展 2025は、一般社団法人日本能率協会(JMA)主催で、社会インフラの老朽化対策、地域防災、災害対策、エネルギー革新技術、維持管理など多様な分野をテーマにした複合型専門展示会です。会期は2025年10月8日・9日の2日間、アクセスサッポロを会場に開催されます。
本展は同時に四つの展示会が並行実施されます
- 北海道 建設開発総合展
- 北海道 インフラ検査・維持管理・更新展
- 北海道 災害リスク対策推進展
- 北海道 エネルギー技術革新EXPO
出展規模は四展合計で約140社、200ブース規模と見込まれ、来場者は約6,500名が予想されます 。2024年の合計来場者数は8,021名で、2025年も同等以上の集客が見込まれる注目のイベントです 。
展示内容は、建設開発資材、ICT・IoT技術、ドローン・測量機器、防災対応システム、超音波探傷器などのインフラ診断装置、災害対策製品、再生可能エネルギー関連など幅広く、実使用を意識した技術・ソリューションが豊富に出展されます 。
主な対象来場者は、地方自治体や公共機関の技術担当者、道路管理者、土木・建設業界、インフラ維持管理会社、エネルギー事業者、ICTベンダー、測量・点検専門家など、実務に携わる関係者が中心です。
また、災害リスク対策推進展では、豪雪・火山噴火・集中豪雨への備えとして企業・自治体の防災対策担当者の注目も集めます。
他の地方版展示会(EE東北・けんせつフェア北陸など)と同様、北海道版も地域密着の課題解決型構成が特色で、現場担当者が対話し、体験し、つながる機会を提供。
展示会場には機器デモや専門講演、製品説明ステージも設けられ、来場者は具体的な課題解決に向けた議論や情報共有が可能です。
本展の価値は、単なる製品プロモーションにとどまらず、地域インフラ強化・防災・再生可能エネルギー・DX化といった社会課題に取り組む現場視点の技術交流を重視している点です。
道内自治体や地場企業との連携強化、官民産学の横断交流、自地域への適用可能なソリューションの発掘など、北海道における持続可能な地域づくりに貢献するプラットフォームとなっています。
住まい・建築・不動産の総合展 ~BREX関西~ 2025
- 公式サイト
https://www.housing‑biz.jp/ - 会期
2025年10月30日(木)~10月31日(金) - 会場
インテックス大阪 2号館
《関西発、住まい・建築・不動産界の“今”と“未来”を体感できる二日間の総合展》
「BREX関西 2025」は、住宅・建築より不動産領域までをカバーする専門総合展BREXの関西開催版で、関西エリアに特化し展開されます。
東京会場同様、住宅設備建材、施工関連、設計・積算・管理ソリューション、不動産管理・仲介支援、DX・スマートホーム、防災ほか多岐にわたる出展領域を包括し、インテックス大阪2号館で来場型で実施されます。301社ほどの出展規模となる東京に比べるとやや小規模ですが、地域密着性が高く、関西のプレイヤーに最適化された内容です。
対象来場者は、ハウスメーカー、工務店、設計事務所、ゼネコン、不動産ディベロッパー、賃貸管理会社、マンション管理組合、自治体、商社、卸、施工管理者、学生など多彩。
地域の住宅・不動産に関心をもつ専門家が多くを占めるため、出展企業は関西市場をターゲットとしたマーケティング展開に効果があります。特に関西の防災・環境・流通事情に即した情報提供ができる点で他展示会との差異化が図れています。
本展の特徴は三位一体の実務支援型。展示ではモデルルーム、省エネ・創エネ住宅システム、DX・クラウドサービス、不動産管理ツールなどが一体的に紹介され、施工から販売・賃貸運用までを見据えた総合提案型構成です。来場者は技術・設計・販売・運営の各フェーズでの課題を一ヶ所で解決でき、実務導入に向けた横断的な比較検討が可能です。
また、東京と同様に「ライブ施工」「セミナー」「ワークショップ」など体験型の企画が中核に据えられており、会場内に設けられたデモコーナーで実際の施工体験やシステム操作を試すことができ、業務者の理解と納得が深まります。
セミナーでは地域特性に沿ったテーマ(例:関西圏の建築基準・省エネ制度/耐震補強ニーズ/賃貸住宅の資産管理DXなど)が取り上げられ、地元視点の情報提供も充実します。
さらに、東京展では人手不足展やDX展との同時開催によるクロス来場がありましたが、関西では初企画の「賃貸住宅管理・仲介DXゾーン」や「防災・備蓄ゾーン」など、関西ならではの出展構成を展開しています。
これにより、住宅建築にとどまらず、不動産管理部門・生活者視点のニーズも満たし、出展者・来場者双方にとって価値ある商談機会を実現しています。
出展企業には、契約書電子化、IoT賃貸管理、定額メンテサービス、防災備蓄キットなど多岐にわたる製品・サービスが並び、関西圏の実需に合ったラインアップが特徴です。
出展者アンケートでは、「関西圏の実務者に直接訴求できた」「地域固有の課題を前提に商談できる」「関西圏の人脈構築に貢献した」といったポジティブな評価が多く、地域密着型展示会として高評価を得ています。
建設技術展 2025 近畿
- 公式サイト
https://www.kengi-kinki.jp/ - 会期
2025年10月30日(木)~10月31日(金)10:00~17:00(最終日は16:00終了) - 会場
インテックス大阪 6号館Cゾーン
《地域の“現場が求める技術”が集う、近畿の建設技術総合展》
建設技術展 2025 近畿は、日刊建設工業新聞社と一般社団法人近畿建設協会が主催し、関西エリア(近畿地方)を対象とした建設・土木技術の総合展示会です。
昨今の社会インフラ老朽化・防災・維持管理・地域再生への要請に応えるかたちで、実務者に役立つ現場志向の技術・製品を集積。会期は10月30~31日にインテックス大阪で開催されます。
展示分野は、道路・トンネル・橋梁工事材料から、維持管理・点検・補修技術、ICT/IoT調査機器、施工支援ソフト、そして建設現場向けの安全・災害対策装備など幅広く、展示会場には実演装置やサンプル展示が多く設けられます。実務導入を意識した構成で、中小建設会社や自治体技術者にも注目される内容となっています。
来場者層は、関西圏のゼネコン・設計コンサル・土木施工会社、地方自治体・工務店・測量コンサル、施設維持管理会社・再生事業者など多岐にわたり、幅広い現場の声を反映するセミナーや相談コーナーも設けられています。また、CPD対応セッションや施工技術のライブ解説があり、実践的な学びの場としても機能します。
他展示会に比べて、インフラ・土木・現場施工支援に特化している点が大きな差別化要素。首都圏系展示会よりも関西現場視点でセッションや出展内容が設計されており、地元企業とのネットワーキングや技術連携も促進します。
規模感は小〜中規模ながら、内容濃密な実務系展示会として、中規模建設会社や自治体からは実用性・コストパフォーマンスともに高評価を受けています。
Construction Xross(建設技術展2025関東)
- 公式サイト
https://www.decn.co.jp/kengi2025/ - 会期
2025年11月19日(水)~11月20日(木)10:00~17:00(最終日~16:00) - 会場
サンシャインシティ 展示ホール C+D
《建設×異分野技術の融合―未来の“クロステック”を体感する関東最大の現場技術イベント》
Construction Xross(建設技術展2025関東)は、日刊建設工業新聞社主催、国土交通省関東地方整備局による「建設技術フォーラム」を共催した、関東最大級の建設技術総合展示会です。
2025年11月19・20日の2日間、池袋・サンシャインシティ展示ホールで開催され、産・学・官が集い、X-Tech(クロステクノロジー)を駆使した革新的技術の発表と交流が行われます。
展示内容は多岐にわたり、ICT建設機械、AI点検システム、測量ドローン、BIM/CIM施工支援、AR/VR・3D計測、非破壊検査装置、ロボティクス、自動運転・遠隔操作重機など、先進技術と現場実装を結ぶ出展が主役です。
道路や橋梁、上下水道など社会インフラを背景とした実務利用の高い製品・システムが多数展示され、建設現場の“今”と“未来”を示す構成となっています。
また、国土交通省関東地方整備局による「建設技術フォーラム」併催では、公共インフラのデジタル化や耐震・維持管理、災害復旧サービスなど政府主導案件も紹介され、民間企業との連携促進の場として機能。
参加無料で講演会・パネルディスカッション・技術フォーラムといったプログラムを実施し、入場制限なく幅広い業界関係者が参加できます。
対象来場者は、ゼネコン・サブコン、設備工事会社、測量・コンサル業、自治体・道路管理者、ICT/ロボットベンダー、大学・研究機関、学生など多様。産官学の横断的な技術情報の交流が可能で、約15,000人の来場見込みがあり、機器のデモンストレーションや体験展示にも積極的な姿勢を示しています。
他展示会と比べた際の特徴は、「X-Tech融合」「官庁共催」「体験・実演型」「公共インフラ案件と技術の接点」という4点が際立ちます。
特に、社会インフラの実地対応・課題解決が展示の主軸に据えられていることは関東開催ならでは。単なる技術ショーではなく、現場実装・政策につながる実用性重視の場として差別化され、地域建設・測量業界に不可欠なプラットフォームとして注目されています。
ジャパンホームショー&ビルディングショー 2025(第47回 Japan Home Show & Building Show)
- 公式サイト
https://www.jma.or.jp/homeshow/ - 会期
2025年11月19日(水)~11月21日(金)10:00~17:00 - 会場
東京ビッグサイト 西展示棟
《住宅からビル・まちづくりまで、一堂に—日本最大級の建築専門展示会》
一般社団法人日本能率協会が主催するジャパンホームショー&ビルディングショー(通称「ホーム&ビル展」)は、47回を迎える建築・住宅・ビル関連業界に向けた国内最大級の専門展示会で、全国からの業界プロが集結する商談・情報収集の重要な場です。
2025年は東京ビッグサイト西展示棟を会場に11月19日から21日まで開催され、住宅建材、構造材、インテリア・家具・設備、CAD・設計ソリューション、省エネ・創エネ・免震技術、防災・セキュリティ、建築ソフト、リノベーションなど20カテゴリ・4構成展に渡る多彩な出展が行われます。
出展規模は600社・1,200小間におよび、同時開催される「JAPANTEX」「アジア・ファニシング・フェア」「ビルメンヒューマンフェア&クリーンEXPO」と合わせて約27,000名の来場が見込まれます。来場者は工務店、ハウスメーカー、設計・デザイン事務所、ゼネコン、ディベロッパー、リフォーム会社、商社・卸、自治体・官庁担当者など、建築・住宅に関わるプロフェッショナルが中心で、エンドユーザーや学生の参加もあり、幅広い層に情報発信が可能です。
本展の特長は、従来の建材・設備展示に加え、新設カテゴリーとして「和風・和モダン」「職人・現場向け製品」が加わり、DIY・伝統建築といった技術者ニーズにも応える多様性が強化された点です。
また、建築ソフトやDX支援製品、ビル管理・運営ツールなどIT領域にも対応し、複合的な商談を一ヶ所で実現できるハイブリッドな構成が評価されています。
セミナー・プレゼンステージでは、最新トレンドの「省エネ」「免震・耐震」「高齢者対応住宅」「リノベーション」「DX設計」「職人技術継承」といったテーマに基づき、講師や実務者によるプレゼンが行われ、専門知識と実務経験が融合する学びの場も提供されています。
他の建材・設備系展示会と比べた際、総合性と専門性のバランスが際立つ点が強みです。住宅・ビル・インテリア・IT・リノベなど複数分野を横断した構成により、商材や顧客層の広がり、他領域との共創可能性が高い展示会として業界内で高い評価を受けています。
出展者アンケートでは「全国の建築プロと直接商談できる」「新カテゴリで顧客層が拡大」「ROIの明確さ」が高評価されており、今後の出展戦略にも活かせる貴重な場となっています。
建設フェア四国2025 in 松山
- 公式サイト
https://www.skr.mlit.go.jp/kikaku/shikokukensetsu/ - 会期
2025年11月21日(金)~11月22日(土)10:00~17:00(最終日16:00終了) - 会場
アイテムえひめ
《四国の建設技術が松山に集結―地域と共に育むスマート建設フェア》
建設フェア四国2025 in 松山は、四国地方整備局を中心とした四国建設広報協議会主催による、四国初開催・地方特化型の建設分野総合展示会です。
四国4県(香川・徳島・愛媛・高知)の自治体や地元建設会社、建設資材供給業者などが連携し、「地域資源活用」「スマート建設技術」「防災・減災」「i-Construction」「人材育成」などをテーマに掲げ、地域の課題解決に直結した展示内容を提供。地方に根差したフェアとしては規模が大きく、全国の自治体関係者、建設コンサルタント、大手・地場ゼネコン、技術者が来場し、交流と技術習得の場にもなっています。
出展分野は、ICT建設機器(ドローン、レーザ測量・3Dスキャナー)、AIカメラを使った現場安全管理、地域建材・再生資材、省力機械、耐震補強技術、河川・砂防・道路の維持管理ソリューション、防災設備・システムなど多彩です。建設DXに対応したi-Construction関連製品・ICT技術の紹介に加え、地域特有のインフラ課題に応えるソリューションが充実しています。
来場対象は、四国地域の自治体土木・建設関係職員、地元施工会社・設計事務所・建設コンサルタント、インフラ保全会社、技術者・学生など。また、全国の自治体技術職やICTベンダーなども来場し、技術交流・課題共有が進められています。入場は無料で、展示会と併せた現場見学・測量デモなど体験型プログラムも魅力です。
他地域版イベント(EE東北・けんせつフェア北陸など)との共通点は、「地方密着型」「課題解決×技術導入推進」「体験重視構成」であり、全国ネットワークの枠組みとして四国初登場。四国のインフラ・建設業界が抱える高齢化・担い手不足・耐震・豪雨災害といった課題を、スマート建設技術と連携して地域内調整が可能な実務型フェアとして独自の存在感を示しています。
自治体と連携したセミナーでは、四国i-Construction推進事例、安全管理強化の研修、地域建材の利用技術など、地域に寄り添ったテーマが提供され、参加者の技術向上とネットワーク拡大に貢献。
地域貢献型プロジェクトとセットで開催される姿勢が他の展示会との違いであり、地域再生に資する展示会として期待されています。
建設技術フェア2025 in 中部
- 公式サイト
https://www.kgf-chubu.com/ - 会期
2025年12月4日(木)~5日(金)、10:00~17:00(4日)/~16:00(5日) - 会場
ポートメッセなごや 第3展示館
《中部圏の建設×技術が一堂に──産・学・官が挑む未来の現場ソリューション展》
建設技術フェア2025 in 中部は、国土交通省中部地方整備局をはじめ、自治体・学識経験者・業界団体が連携して開催する中部地方最大級の建設技術展示会です。
名古屋を拠点とした展示会で、屋内外の展示スペースにてi‑Construction、DX施工、維持管理、防災・安全、環境リサイクル、設計支援など多岐にわたる技術・ソリューションが集結します。
産・学・官の合同運営体制に基づき技術コンペ「夢をつくるプロジェクト2025」も実施。学生が現場課題に対する未来ツールを提案し、技術交流と人材育成を兼ねて展開される点が特徴です。出展対象はDX・i‑Constructionから環境・リサイクル技術まで幅広く、公的技術動向を踏まえた実用領域が重点的に展示されます。
来場者は建設業界技術者、大学・研究機関、自治体職員、学生などが中心。2024年は約18,281名が来場され、2025年も約2万人の来場が見込まれています 。商談に特化するより技術交流・導入促進・人材育成に主眼がある構成で、地域課題と技術ソリューションのマッチングの場となります。
他展示会との違いは、全国展よりも「中部地域固有の課題」への対応が重視されていること。地震対策、河川氾濫防止、再生材活用といったテーマを地域に即して扱いながら、全国的な先端技術も併行展示される点が注目です。また、技術競争と学生参加の共存という構成は、中部の技術の底上げと次世代育成という地域的ミッションの両立が図られています。
JAPAN BUILD TOKYO 2025-建築の先端技術展-
- 公式サイト
https://www.japan-build.jp/tokyo/ - 会期
2025年12月10日(水)~12日(金)10:00~17:00(最終日16:30) - 会場
東京ビッグサイト(西・南展示棟)
《建築技術・素材・施工・管理を全方位でアップデートする、国内最大級の先端技術展》
JAPAN BUILD TOKYOは、RX Japan主催による建築の先端技術展で、素材・構造・住設・リノベーション・不動産DX・脱炭素・建設DXまで網羅する日本最大級の展示会です。
2025年の東京展は12月10〜12日の3日間の開催で、国内外から最新技術を展示。来場ターゲットは建築設計者・ゼネコン・不動産・DX担当者・行政・施工者など幅広く多岐に渡ります 。
構成は「高性能建材・住設EXPO」「スマートハウスEXPO」「住宅産業DX展」「建物の脱炭素EXPO」「建物リニューアルEXPO」など複数ジャンルに区分され、専門性を確保しつつ来場者の選択・比較が容易な構造になっています。2024年は527社、約27,000名来場実績。海外出展や英語対応、グローバルセミナーもあり国際展としての側面も強調されます 。
他の展示会と比較すると、建材展やBREXに比しても規模・多様性・国際性において群を抜いており、DX・スマートホーム・脱炭素・建物再生といった総合建築業界の未来テーマを一気通貫で扱う点が最大の特徴。業界課題と最新技術の接点を捉えた展示会として、設計〜施工〜管理〜運用に関わる専門家にとって価値ある場となっています。
SAGA建設技術フェア2025
- 公式サイト
https://www.sagacat.or.jp/fair.html - 会期
2025年6月11日(水)~12日(木)10:00~16:00 - 会場
SAGAプラザ
《技術者・学生・地域が交わる地方発現場重視の佐賀建設イノベーション展。》
SAGA建設技術フェアは、佐賀県建設技術支援機構主催で、地域密着型かつ産学官が一体となった技術交流イベントです。2025年は6月11〜12日に佐賀市SAGAプラザで開催。最新工法、建材、施工支援、環境対策など多彩な技術を集める一方で、学生・一般来場も対象に含む点がユニークです 。
具体的には、AR配筋検査や映像点検支援システム、狭小ドローンのデモ展示など先端機器が注目を集め、地理空間プラットフォーム「mapry」など商用サービスも導入されるなど、ICT/DX活用の傾向が強い構成が特徴です。
来場者は県内外の土木・建築技術者、自治体、建設会社、学生、教育関係者が中心。CPD申請も可能で技術者の学びも促進されます。工業高校・大学生まで来場できる構成により、技術の継承と次世代育成という社会的意義も兼ね備えた地域展といえます 。
他地域の技術展(EE東北、けんせつフェア北陸など)と比較すると、SAGAフェアは小規模ながらも産学官の密な連携と一般参加可という点が際立ち、コミュニティ形成の場として特異です。地域建設業の課題・ニーズを直に反映しつつイノベーションを促進する事例として、地方自治体主導型展示会のモデルとなっています。
展示会選びで失敗しないために
展示会出展で成果を上げるためには、自社の出展目的にあった正しい展示会選びが重要です。
以下の記事で低予算・小規模小間での展示会選びについて解説していますのでぜひご覧ください。
また展示会当日のオペレーションについても下記の記事で詳しく確認できます。
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